野菜や果物の値段は毎日変わります。
現在はずいぶんと野菜の値段が高いと言われます。
ひとつには冬の寒さが厳しくて
なかなか野菜が育たなかったということが理由です。
もうひとつには石油の値段が高騰しているので、ハウス栽培で作る野菜は今までよりも経費がかかるようになってしまったことがあります。
またガソリンが高くなれば
地方から集荷される野菜たちはさらにお金がかかることになります。
基本的には青果の価格は需給のバランスで変化しますので
お客様が欲しいと思うものの生産量が少なければ
価格は高くなってしまいますし
逆に欲しい人が少ないのにたくさん穫れてしまった野菜は安く出回ることになります。
高い、安いの価格の動きはどのお店も同じ振れ幅であると思われます。
ただしお店によって付ける価格は違ってきます。
それは産直販売であったり
スーパーであったりというお店の形態による違いです。
農家の方が直接売っている場合は、生産者の経費だけですからずいぶんと低価格で販売できるでしょうし
当社のような百貨店の場合は厳しい品質基準で野菜やフルーツを選別しますので産直販売よりは高い価格とならざるを得ません。
どちらが良いとか悪いとかの話しではなくて、どのような買い方が好きなのかを考えるということだと思います。
「徹底的に安いものを探す」という選択もありますし
「少々高くても品質が良くて、品揃えがいっぱいある中から選びたい」
という選択もあるでしょう。
当社はどちらかと言えば後者に当たると思います。
『良いものを出来るだけ低価格で』というポリシーでやっておりますが
野菜が高い時ほど実は利益が出なくて苦しいのが本音だったりします。
安く仕入れて安くご提供したいのが理想ですが
今の環境はなかなか厳しい状況であったりするのです。